施術の方法

オステオパシーは「腰が痛い」「膝が痛い」などの症状をだけを診る対症療法ではありません。 痛い所は当然診ていきますが、身体全体を診ていき、痛みや不調の原因を見つけていきます。 では、オステオパシーの施術が、どのように進められていくか簡単に説明していきます。

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STEP1.予約をとる

当院は予約制です。 まずは御電話でお問い合わせ頂くか、予約を取って下さい。 下のPDFファイルが問診表になっているので、ダウンロードして記入してお持ち頂いた場合、すぐに問診を始められるので、検査や施術に時間を多く取る事が出来ます。
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お子様の場合、別の問診表になりますので、お問い合わせ下さい。

 

 

 
 

STEP2.問診 ~話を聞く~

p3-imge1 まず、問診として皆様の声をお聞きします。
○主訴 ○過去の病歴
○過去の怪我
○事故経験
○医師の診断
○家族の病歴 等を記入して頂きます。
記入して頂いた事に対し、お話を聞いて問診内容を深めていきます。

 

 

 
 

STEP3.検査 ~体に聞く~

p3-imge1○関節の動きや質の検査
○痛みの部位の限定
○筋肉や靭帯、筋膜、の状態
○体の歪み
○呼吸の状態
○神経的反射の検査
○筋肉テスト
○整形外科テスト
などを症状に合わせて行っていきます。 2回目以降は、1回目で問題のあった動きの確認をし、検査⇒施術⇒再検査を行います。

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スクリーニング検査 関節の動きの検査 呼吸の検査

 

 
 
OMT検査

「OMT」検査で見つかった動きの悪い関節や違和感のある動き、痛みに対し、関係があると思われる場所を抑制し検査をおこないます。

問題の箇所とは離れた場所に原因を探していく事が多いです。

圧痛ポイントの検査

体に過敏となっている圧痛ポイントがないか検査します。

呼吸の検査

呼吸の状態を検査しながら、体の状態を調べていきます。 特に動きの制限がない場合、オステオパシーで言われる一次呼吸(脳脊髄液の波動)と二次呼吸(肺呼吸)を中心にみていきます。

 

 

STEP4.施術 ~オステオパシック・マニピュレーション~

■局所的な施術■
関節他動検査や自動運動検査で見つかった部分に絞って施術します。

■全体的な調整■
全体的な体液循環の促進や全体的なバランスに焦点を当てて施術します。
オステオパシーの手技は、同じ部位に対して施術するにも何通りものやり方があります。 その方に合わせて使い分けていきます。 
 
★当院では、体の見た目ではなく「働き」を重視しています。体が無理なく動けるようにする事を第1に考えて施術をしています。

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骨盤の調整(MET) 頸椎の調整 内蔵のマニュピレーション
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STEP5.再検査

p3-imge5 再検査では、施術により問題箇所がどのように変化したのかを確認します。
○関節の動き ○全体的なバランス ○痛みの変化 ○筋肉の状態
など実際は、検査⇒施術⇒再検査というのを、一連の中で行ってしまう事がほとんどです。

 

 

 
 

STEP6.説明・アドバイス ~施術後~

p3-imge5◆◆◆ 説明 ◆◆◆

○体がどのような状態であったのか

○何故、痛みとして出てきたのかを模型や図に描いて説明します。

◆◆◆ アドバイス ◆◆◆

○姿勢について ○体の動かし方について ○ストレッチについて ○運動について
を説明していきます。

★アドバイスとして指導した内容は必ずしも良いとは限りません。 違和感や痛みが出た場合はすぐに中止して下さい。

★適したアドバイスや指導方法が見つかるまで時間がかかる事があります。 クライアント様と共に御自身で出来る良い方法を探していきたいと思います。

 

 

STEP7.施術計画

最後に施術計画をたてていきます。

1週間をメドに再来院して頂きます。

○施術後の体の反応はどうであったか?

○前回の施術後の状態をどれだけ保てているか?

○体がどれだけ元の状態に戻っているのか?

○前回の問題のあった動きは回復しているか?

これらを基準に、今後の施術予定を計画していきます。

良い状態を維持できていれば何度も来て頂かなくても大丈夫です。

次のような方の場合、定期的に通われる事をオススメします。

○椎間板や背骨に大きな変性のある方(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など)※

○関節軟骨の摩耗による関節痛の方※ ○疲労がたまりやすい方

○何度も同じ部位を痛めている方

※軟骨や椎間板の変性や骨の変形は、患部の負担を軽くする事や周囲の状態を良くする事で症状を軽減させる事はできてもオステオパシーや東洋医学、整体で変形前の状態に戻る事はありません。
「背骨の変形が治る」「軟骨が元に戻る」という施術者には御注意ください。

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